大野市内の小学校トイレ改修工事

どんな方でも使いやすくユニバーサルデザインを意識したトイレに

建設会社2社様電気設備会社様と機械設備会社（自社）JVでの入札で落札した小学校の衛生器具設備、空調設備などの工事です。
長期の休み（夏休み、冬、春休み）という限られた期間に工事をどれだけ進められるか、
建設会社様、電気設備会社様と一丸となって工程管理、品質管理を行いながら進捗率を上げて施工させていただきました。

お客さまのご要望

工期が約2年間ありますが、長期の休み（夏休み、冬休み、春休み）の期間に作業を進めて欲しい。
1期工事と2期工事と分けて、1期工事が完成し中間検査を受けた後に、完成した部分については使用されるとの事でした。

ポイント

公共の施設ということもあり、小学1年生から大人まで幅広い年齢層の方が使用しますので、器具の間隔や設置位置など施工図を作成し、会議で検討し施工にあたりました。

お客さまの声

1期工事完成部分につきましては、中間検査後使用していただいております。
現在、手直しが必要という連絡は受けておりませんので、新しくなった空間を快適に過ごしていただけていると思います。

手洗器撤去前・身障者用洋式便器撤去前



身障者の方が使用するには年数も経過している為、手すりが固定されているとかえって使い勝手が悪い場合もあります。
災害時は学校も避難場所として使用されますので、多目的トイレに変更して利用していただく設計になりました。
小便器撤去前

小便器の洗浄が押しボタン式なので、小学校低学年の生徒の方では、押すのに力がいるのではないかと思います。
床もタイルで掃除する時に内履きが濡れたりすると思います。
和風便器撤去前

家庭での洋式便器の普及により、生徒さんが和風便器を使用することが困難になってきています。
また洋式便器に変更するには、和風便器よりスペースが必要になりますので、床面の汚水管や給水管の位置も検討して施工することになります。
手洗器撤去前

手洗器が一つだと多数でトイレを使用した場合、手洗を待つこともありますので、増設の設計になっております。
また、レバーハンドルなので普通の水栓よりは閉め易いのですが、この点も見直しになっております。
小便器配管・汚水及び給水配管施工状況



小便器の洗浄用の給水配管と汚水配管の施工状況の写真です。
壁面内に配管し、給水管には保温工事も行い冬場の凍結に対処しています。

3階のトイレ内の配管施工状況の写真です。3階床下の配管は、2階の天井部分に配管します。
洋式便器の洗浄用の給水管やその排水の為の汚水管を、3階の床面に支持金具を吊り下げて、一定の間隔で支持し給水管及び汚水管を支えます。
多目的トイレ完成

車椅子の方でも使用し易いように洋式トイレ横に、跳ね上げ式手すりが設置され、洋式トイレの操作もリモコンで出来ます。またストーマのある方用に、（ストーマ：病気や事故のため新たに腹部に造設された排泄口）オストメイト（腹部に装着するパウチを洗浄する設備）設置されました。
小便器完成

小便器の洗浄が自動洗浄になることで、流し忘れがなくなりますし、手で触れないので衛生面にも配慮されています。
トイレ内の床も改修されたので、掃除も楽になります。
洋式便器完成

手すりや紙巻器等は、誰もが無理なく使用できるように設置位置を確認して取付けしました。
学校見学会には家族の方もいらっしゃいますので、年配の方には足腰が楽に洋式便器を使用していただけると思います。
手洗器完成

手洗器及び水栓が2ヶ所となりました。
また、水栓は自動水栓で触れずに水が出ますので、衛生面や感染面（コロナやインフルエンザ等）から考えても良くなっています。
今回の工事は、設計書に記載されている配管材料、機器類及び設計記載の商品と同等の商品を承諾を得て使用しています。
リフォーム以外にも、上下水道の引込工事、水廻りや空調関係の修理も承っておりますので、お気軽にご連絡いただけますと幸いです。